五百円玉の証し   浅野邦夫

私のようなつたない者が主をお証しする機会を頂き、思わず「主にハレルヤ、アーメン!!」の一言が口をつきます。

さて、この大都会、東京には四万台からのタクシーが走りまわっていますが、私はそのタクシー運転手の一人です。私は、タクシー会社の同僚の中で、また、ときには主にチャンスを与えられてお客様に主を伝える、“タクシー伝道者”であろうと願っています。今日は、五百円玉一つ・・ワンコインにまつわる証しをする恵みにあずかることとなり、本当にうれしく感謝に堪えません。

私の勤めるタクシー会社は世田谷区にありますが、運転手仲間のK君は、私よりも20歳くらい若い体の大きな男性です。乗務時間が同じで事務所で顔を合わせると、糖尿病の私の足もとを見ながら、「浅野さん、まだ足がついていますか?大丈夫ですか?ああ、よかった。まだついていますねー。はは、冗談ですよ」などと話しかけてくる明るい人ですが、世間話をしたり、時には大真面目な人生の話をしたりと、そんなお付き合いを10年以上させて頂いている仲間です。時には自分の心の中の深い思いを話してくれたりもします。そんな彼が、「いつも聖書の話を聞かせてもらって勉強になりますよ。浅野さんは、教会でも色々な話をなさるんですか?」と聞いて来ました。私は、聖書がどのようなものなのか話をしたり、また、聖書が、実はとても実践的な人生の書物でもあることなどを聖霊の導きを祈りつつ話させて頂きます。その時は、しばらく話をしていると、彼は右手をポケットに入れて何かを取り出し、私に差し出したのです。五百円玉でした。そして、「浅野さん。これ献金です。少ない額ですけど、いつも聖書の話を聞かせてもらっているので」と言います。わたしは、思いがけない出来事にちょっとびっくりしながら、「ありがとう。間違いなく教会に献金するね」と、その貴い献金を受け取りました。

今まで、気づきませんでしたが、長い間、その機会があるたびに私の救い主であり人生の主であるイエス・キリストの素晴らしさをお話しさせて頂いていた事が、彼の心の中にイエス様ご自身の声として少しずつでも染み込んでいるのだと確信しました。照れくさそうに献金を渡してくれたK君。体は大きく、心はやさしく、私にはとてもかわいい好青年です。つたない私を通して聖霊は働いて下さっていた!と、感動のひとときでした。彼の心の中に主の恵みが根をおろしてほしいと心から祈ります。その五百円玉をしっかりと受け取って、証しする機会を与えて下さった主の恵みに心より感謝を捧げました。アーメン

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