2024年12月22日 クリスマス日曜礼拝メッセージ『救い主がお生まれになった』

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あと数日でクリスマス、イエス様のお誕生を祝う日ですね。今日は、クリスマス前の最後の日曜日、クリスマス礼拝をともに守ります。

クリスマスと言えば何を思い浮かべますか?多くの方はプレゼントを思い浮かべるのではないでしょうか。愛する妻や夫、子どもたち、孫たち、あるいは恋人へのプレゼント。どんなプレゼントにしようかと思い巡らしている方もいるかもしれません。

でも、そもそもなぜクリスマスにプレゼントを贈るのでしょうか?私はいつ頃からその習慣が始まったのかは知りませんが、イエス様のご誕生が神様から私たちへのプレゼントだったからではないかと想像します。

実に、イエス・キリストは神様からのプレゼントです。プレゼントは報酬ではありません。ただでもらうものです。通常は、愛する人やお世話になった人に贈るものです。しかし、神様のプレゼントは少し違います。神をあざけったり、そこまでしなくとも無視したり、必要なときだけ「神様、お願いします」と頼むような人たちへのプレゼントなのです。

そのことをイエス様ご自身が「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。…わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」とおっしゃいました。

さて、クリスマスはイエス様のお誕生日です。それがいつだったのか、正確な年月日は分かりません。キリスト教の世界では12月25日をイエス様の誕生を祝う日としていますが、おそらく実際の日付ではないでしょう。イスラエルでも12月は冬ですが、聖書の記述を見ると季節が合わないのです。ただそれは問題にしなくていいと思います。

大切なのは、西暦何年何月何日か正確にはわからないが、イエス様がお生まれになったこと、地上に生を受けた日、誕生日があるということです。これは、地上的な誕生日、生物的な意味での誕生日です。そして、イエス様にはもう一つの誕生日があります。それは、人の心の中に生まれる誕生日です。どのように生まれるのでしょうか。

ヨハネによる福音書1章12節と13節にはこう記されています。
「しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。この人々は、血によってではなく、肉の欲によってでもなく、人の欲によってでもなく、神によって生まれたのである。」

ここで「言」とはイエス・キリストのことを指しています。イエスご自身が、その名を信じる人々に神の子となる資格、つまり特権を与えてくださると言っています。「名」とは、氏名、名前のことではなく、イエス様が何者であるのか、何をしてくださったのかという内容を指します。イエスは人としてお生まれになり、私たちのところに来てくださった神ご自身であり、そのイエスが私たちの罪を引き受け、裁きを受けてくださったということです。それは歴史的な事実としてすでに起こったことです。イエスは十字架で死なれたのです。そのことを事実とし、自分の罪を知り、自分はその事実に与らなければならないとした人は神の子とされるというのです。そしてそれは、血にも肉の欲にも人の欲にもよりません。聖書のある日本語訳では「先祖や親の身分や地位によるのではなく、人間の願望や意志によるのでもなく」と訳しています。罪は赦され、ただ神のご意志によって神の子としてくださるのです。ある人が「そうなんだ」とこの事実を受け入れたとき、イエス様はその人の心の中にお生まれになります。イエス様はその人の救い主となり、癒し主となり、相談相手、導き手、メンターとなってくださいます。

私たちにも二つの誕生日があることがわかります。一つは地上的な、生物的な誕生日です。もう一つは、いわば霊的な誕生日、神の子として生まれる誕生日です。イエス・キリストを、一部の人々の間で神と言われている、救い主とされている、とするのではなく、自らイエス・キリストの名を信じたとき、あなた自身の神、あなた自身の救い主として知ったとき、あなたは神の国に誕生します。天国に属する者、この世を去る時には天国に行く者として生まれます。天国は神の民の国であり、イエス様を知り、信じた人だけが行くことのできる所です。イエス様を受け入れない人、自分には関係ない、必要ない、いつか考えるかもしれないが今は受け入れられない、と思う人は入ることができません。これは深刻な問題です。人生はこの世だけではないからです。そのことを知っているから、皆お葬式をしたり先祖を供養したりするのでしょう。神の国に生まれていなければ神の国の者ではなく、神の国から永遠に除かれてしまうのです。あなたの永遠にかかわる問題です。

クリスマスは華やかですが、このことを伝える出来事でもあります。あなたは地上に生を受けました。天国の民としても生を受けていますか。もしまだでしたら今日生まれてください。地上の生は自分の意思によりませんが、神の国に生を受けることは自分の意思によります。だから、今日、本当のクリスマスを迎えましょう。イエス様を心の中に迎え入れ、誕生させてください。

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