「聖書通読の恵み」  石井由美 

おはようございます。 皆様、聖書通読はされてますでしょうか。 多摩みぎわキリスト教会では、今年の4月から聖書通読をやってみようということになりました。今年度の教会聖句は詩編23編ですが、神の羊として私たち一人ひとりが、み言葉により養われ、更に成長できるようにと、まず、実践していこうということからです。 私は、一年間で聖書を読み切るというのがどうも苦手で、不安がありました。 というのは、今年こそは聖書通読をしようと始めては、途中でやめてしまうという事を何度も繰り返していたからです。 何年も昔の事ですが、クリスチャンになって何年か過ぎた頃、教会で二人ずつペアになり、聖書通読をやりましょうとお勧めがあり、私も信仰の先輩とペアになり聖書通読を始めました。 その先輩と1年間で達成したら美味しいケーキでも食べに行きましょうとご褒美を決め、張り切って始めました。 当時は子育て真っ最中という事もあり、聖書をじっくり読めるのは、自分が寝る前、夜の11時過ぎ頃からでした。毎日へとへとで、聖書を開く時にはすでに目が半分閉じているような状態でした。新約聖書は比較的スムーズに読んでいけるのですが、旧約のほうはなかなか難しく、創世記、出エジプト記ぐらいまでは、興味深く読めるものの段々読み進めて行くうちに、たくさんのカタカナの名前、地名、その他もろもろ・・。意味が分からない事がたくさんあり、読むのが億劫になって来てしまいました。その時、毎日旧約聖書を3章、新約聖書を1章ぐらいずつ読み進めていました。 一日遅れると旧約を6章を通読しなければならないというのは、とてもハードで、つらいものでした。 それでも何とか頑張り、ようやく達成して二人でお祝いをしたのは、とても良き思い出となっています。 しかし、その時の大変だったという思いが心に染み付いてしまったのでしょうか?旧約聖書を毎日数章ずつ読み進めるという事に自信がなかったのです。 今回の聖書通読も、最初は無理をせず新約だけにしようと始めました。しかし、始めてみると少し欲が出てきて、旧約も一緒に通読していこうという気持ちになって来たのです。通読カレンダーに沿って始めましたが、旧約と新約と交互に読むより一冊ずつ読むほうが分かりやすいと主人のアドバイスもあり、そのようにやってみました。 私にとってもその方が読みやすい事が分かりました。通読個所を少しずつラインマーカーで塗りつぶされていくのがとても楽しみになりました。所で、私は去年から中川健一先生の「日本人に贈る聖書物語」という聖書全体が物語風に書かれている本をゆっくりと読み続けていました。全部で8巻の結構な分量なのですが、先に4巻からの新約聖書の部分を読み、そのあとで旧約聖書を扱っている1巻へと戻って読み始めました。聖書通読をしながら並行してこの本を読んでいたのですが、私が難しく感じていた列王記や歴代誌にさしかかった時、「日本人に贈る聖書物語」も同じ所まで読み進むことになりました。おかげで北王国と南王国、たくさんの王様の登場と、なかなか整理が難しい個所に思われましたが、両方の王国の年表のようなものも参照しながら興味深く読む事ができました。   聖書通読を始めて、ちょうど半年になります。恵みを覚えつつ、それでも、どうしても忙しくて読めない日があったりして何日も溜めてしまい、何日分かをまとめて読まなければならなかったりすることもあります。神様の深い恵みを読み取れる時もあれば、あまり印象に残らない日もあります。毎日計画通りに読める事が理想ですが、あまりそれをノルマのようにしないで読み進める事が今日まで続けられている秘訣かなと思っております。聖書通読の苦手意識も変えられつつ、来年の3月には聖書全巻を読み終わることを夢見ながら祈りつつ読み続けております。 聖書通読は、いつからでも、どこからでも始められます。今まで始めていなかった方、ぜひ、お始めになりませんか。また、途中でストップしてしまっていた方、もう一度スタートしましょう。神様の御言葉に養われることには、ほかでは味わうことのできない恵みがあります。   お証が出来ました事、感謝いたします。

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